サクランボの栄養と健康効果

サクランボの基礎知識

見た目が非常にカワイイのがサクランボの特徴ですが、日本名では「サクランボ」以外に「桜桃・おうとう」とも呼ばれ、英語の「チェリー」も親しまれています。


サクランボは、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹(実桜・ミザクラ)の果実のことです。品種数は非常に多くて一説では1,000種を超えるといわれています。果実は殆どの場合、丸みを帯びた赤い実で、中に種子が1つある核果類となっています。他にも品種によっては黄白色、ブドウの巨峰のような赤黒い紫がかったものもあります。


基本的に生食にしているのは甘果桜桃の果実です。ヨーロッパではかなり昔から栽培されていましたが、日本には明治の初頭に輸入され、そこから品種改良が進められ、現在では日本独自のいろいろな種類のおいしいサクランボが出回るようになっています。


上品種としてよく知られているのは「佐藤錦」や「ナポレオン」でしょう。


サクランボの旬は6~7月で、国産では山形を中心に東北産、山梨産のものも店頭では多く出回っています。早目の5月頃には、アメリカ・カリフォルニア産の大粒なサクランボが大量に出回ります。


種類は大きく、早生種、中生種、晩生種の3つに区分され、「佐藤錦」は中生種、「ナポレオン」は晩生種です。夏にはいろいろな種類のサクランボが出てくるので、さくらんぼファンにとっては最高の季節といえるでしょう。